医療法人 仁友会 日之出歯科真駒内診療所

臨床研修医情報

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真駒内

2年間の研修を振り返って

【平成15、16年度研修医 女性】
6年間の長い学生期間を終え、どのような道を選択するのか。同じ歯科医師という資格を持つのに、その進み方は様々です。もう長いこと、医療の専門化、細分 化が当たり前になっている中、私はあえて一般歯科の道に進みたい。そして最初の数年は大変でも沢山のことが学べるところに就職したい。そう思い、当診療所 を選択しました。

結果はどうだったのか・・・。

正しいようで大間違いでした。私の一般歯科というものに対する概念を大きく打ち砕く2年間でした。
まず、一般歯科とはいえ、ただ広く浅く何でもやります、という医療をいっさい行っていないということです。それぞれの分野に精通した先生方がおり、たとえベテランの先生であっても、症例によってはその先生に意見を求めたり治療をお願いしたり、という光景も目にします。また、一般歯科医の集まる診療所だからこそできるのだろうな、と思う一番の利点が、週一回行われる臨床検討会です。私のような若手が自分の配当された症例 を持ち寄り、治療計画からフォローに至るまでの自分の考えを話し、先生方の意見を伺うことができます。そうすることにより、自分の治療計画をしっかりと立 てることはもちろん、一般治療から専門的な分野に至るまでの細かな疑問もそこで解決してもらうことができます。また、そこから治療方法に関して意見交換が あったりもして、大変有意義な時間です。この臨床検討会ではまた、文献抄読も行います。その時どきで自分が興味を示したこと、話題になっている分野に関 し、担当になった人が文献を持ち寄ります。ですからその内容も多岐に及び、実際に臨床に活かせるものも多いです。
スタッフの数が多いこともここの特長です。技工士、衛生士、看護士、各助手さん、事務、そして歯科医師。それぞれが自分の役割をしっかりと果たしているので、それを信頼しきっているか らこそいい医療が提供できるのだと実感します。2年間の研修期間は、スタッフの皆さんにどうでもいいことでも疑問に思ったことは何でも質問して回りました。

最後に、ここまで読んだ方の中には女子学生の方も少なからずいると思います。現在医局には私しか女性の歯科医師はおりません。確か に体力的には男性ばかりの中でついていけない部分、辛い部分もないとはいいません。でも得るものの大きさを考えるとここはお勧めです。また、スタッフのほとんどは女性です。ですから他の先生方にはできない、女性ならではの関係が築け、とても居心地のいいところです。
ここまで簡単にですが、私の2年間で感じたことを書いてみました。実際はどんな所なのか?興味を持った方はどうぞ見学にいらして下さい。

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